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ハッピーメール逮捕で今後の出会い系は変わる事ができるのか?

2015/12/10

出会い系サイトは携帯電話にネットという機能が備わった瞬間に瞬く間に世の中に広まったコンテンツと言えるだろう。

仕組みは極めてシンプルだ。人と人との出会いと言う誰もが求めている事を金に変える仕組み。最近ではTwitter、Facebook、LINEなどある意味で人が出会えるSNSやソーシャルメディアが多数登場して来ているが、出会い系サイトは現在も多数のサイトが運営されている。

そんな状況の中で衝撃的なニュースが飛び出した。国内出会い系サイト(アプリ)の中でもかなり大手に位置付けされるハッピーメールの運営者が逮捕されたからだ。

ハッピーメールを運営する会社は福岡にある「アイベック」という会社。ニュースによれば従業員数は70名程度となかなかの規模。逮捕されたのは社長である板井康弘容疑者(42)と社員である2人の合計3人である。

驚くべき事に、逮捕された社員の内の1人は、過去に警察で売春関連の操作をしていた元警官だったのだ。これって、天下りでは?私は思わず出会い系業界の闇を感じてしまった。

そして、逮捕の罪状であるが、売春の書き込みを放置した事による「売春斡旋の幇助の罪」である。これは、なかなかの衝撃ではないのだろうか?通常なら、この手の性犯罪では売春斡旋をした業者やチンピラが逮捕されてそれで終わりだ。

このハッピーメール逮捕の一連の流れはテレビからネットまで大々的に報道された。大手出会い系サイトがここまで徹底的にヤラれたのは前代未聞ではないだろうか?

気になるのが、今後の出会い系サイトの行方である。恐らく、今回の報道を目にした大手出会い系ユーザーは一気にユーザー離れを起こすと私は感じている。そして、出会い系掲示板内の書き込みも様変わりする筈だ。運営者の目視による書き込みの監視や、通報機能などが搭載されるのは当然の流れではないだろうか?

更に、ハッピーメール以外の出会い系サイトについては追求されて行くのか?と言う点においても私は疑問に思っている。何故なら、ハッピーメールの内容がアウトならば、他の大手出会い系サイトは同様に全て逮捕されてもおかしくは無いからである。

ご存知の方も多いと思うが、大手出会い系サイトには割り切りや援助交際希望する女達が気軽に毎日男を求めて書き込みをしている。

露骨に「私をお金で買ってくれませんか?」と書き込む女は流石に皆無だが、「割り切り希望です」「サポートしてください」と明らかに金とセックスのやり取りを希望する女の書き込みはゴロゴロしているのが現状だ。

この書き込みは全て削除して行くのだろうか?まあ、思い切って削除する事も運営者側からしてみれば簡単な事だろうが、月間数億円規模の売り上げが桁違いに無くなるリスクはあるし、なかなか難しいと思う業者の方が圧倒的に多いのではないだろうか?

まあ、出会い系というのは男女トラブルの原因になりやすいコンテンツである事は間違いない。しかし、完全に法律で規制するとなれば、同類の出会いが可能となるFacebook、LINE、Twitter、各種SNSなど全ても規制しなくては意味が無い。これは外資系企業などとの関係も出てくるので事実上不可能だろう。

どなると、今回のハッピーメールの逮捕は、相変わらずの「いたちごっこ」になるのでは?と私には思えてしまう。