上海A株8%以上の値下げで先物ストップ安・・・バブル女の道は険しい

何やら上海市場がまたしても暴落となった・・・

しかも上海先物がストップ安する始末。確か、2週間前の中国株暴落で中国政府は上海上場株の約6割を売買停止にしてそのままだったと思うが、その状態で8%の下落したとなると、全市場を開放した時は一体どうなるのか?と言う疑問が沸いてくる・・・

恐らく一気に市場を開放すれば中国株は未曾有の暴落となるだろう。そして、そのショックはアメリカと日本にとっても無傷では済まない筈だ。

まず、アメリカだが中国が保有しているアメリカ国債を投売りしてくる可能性は高いだろう。アメリカは今、利上げのタイミングを見計らっている。中国が完全に死ねば恐らく利上げも遠のく筈だ・・・そうなればアメリカの量的緩和の全てのシナリオが狂う事になるだろう。株価的にはどう動くのかは未知数だがリスクである事には変わりないだろう。

日本株についてだが、間違いなく最近バブルとなっていたインバウンド系の企業は暴落するだろう。中国株が大暴落すれば間違いなく中国人観光客は激減する。そうなれば外国人観光客バブルに沸いている現状の日本の好景気を先取りして設備投資し始めている企業などは大打撃を被るだろう・・・

更に、中国人が保有している日本株は容赦なく投売りされるだろう。これについては、そこまで大量ではないと思うので大丈夫だとは思うのだが一応はリスクとして頭に入れておきたい。

ハッキリ言って中国は株式の世界において絶対にやってはいけない事を何発も連発してしまった。株式トレードに慣れていない中国の一般人に無茶な信用レバレッジ取引をさせ、更に自宅まで担保に株式トレードをさせると言う意味不明な暴走を始めた。

上海株が暴落してからの中国政府の動きは更に酷かった。特定の企業の株の売買停止だ。こんな小手先の規制は被害を何倍にも大きくするだけと言うのは誰の目から見ても明らかだ。これは株式トレードしている人々にとっては「不安」を倍増させているだけと気付かなかったのだろうか?

もはや、中国株に正当に投資する外国人投資家はいなくなっただろう。私の予想だが上海A株は恐らく1000ポイント代まで暴落すると推測している。この過程で中国政府はメチャクチャな政策を連発してくるだろうが、恐らく全てが裏目に出るだろう。そして大損害を被るのは一般的な中国人である。

ハッキリ言って日本のバブル再来は遠のいたと思う・・・アベノミクスは頑張ったが、現状の世界経済の弱さをみていると80~90年代のジュリアナブームみたいな酒池肉林の世界は絶対に訪れないと感じてしまう今日この頃だ・・・

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